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ビデオキャプチャ完全ガイド!基礎から活用術まで

「ビデオキャプチャ」って言葉、聞いたことはあるけど、一体何をするための機械なの? ゲーム実況でよく聞くけど、自分にも使えるのかな? そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。実はビデオキャプチャ、ゲームの世界だけでなく、オンライン会議や昔の思い出の映像整理まで、めちゃくちゃ幅広く活躍してくれるスゴいヤツなんです!

でも、いざ調べてみると「エンコード」「パススルー」「HDCP」…なんて、専門用語のオンパレードで頭が痛くなっちゃいますよね。わかります、その気持ち。この記事では、そんな難しい話はできるだけかみ砕いて、「ビデオキャプチャって何?」という基本のキから、具体的な活用シーン、そして「こういう時はどうするの?」というトラブル解決のヒントまで、まるっと解説していきます。

この記事の最大の特徴は、特定の商品を一切紹介しないこと。「この商品がおすすめです!」といったランキングやレビューは、ありません。その代わり、あなたが自分自身の使い方にピッタリな一台を見つけるための「知識」と「判断基準」を、これでもか!というくらい詰め込みました。この記事を読み終わる頃には、あなたも立派な「ビデオキャプチャ博士」になっているはず。さあ、一緒にビデオキャプチャの世界をのぞいてみましょう!

  1. ビデオキャプチャって、そもそも何?
    1. アナログからデジタルへ!映像を取り込む魔法の箱
    2. なぜビデオキャプチャが必要なの?
  2. ビデオキャプチャの種類とそれぞれの特徴
    1. 接続方法で選ぶ!内蔵型と外付け型
      1. 内蔵型(PCI Express接続)
      2. 外付け型(USB接続)
    2. ソフトウェアエンコードとハードウェアエンコード
      1. ソフトウェアエンコードとは?
      2. ハードウェアエンコードとは?
  3. ビデオキャプチャを選ぶ前に!知っておきたい重要スペック
    1. 解像度とフレームレート:映像の美しさを決める基本
    2. 入力端子と出力端子:何と何をつなぐ?
    3. パススルー機能:遅延なくゲームをプレイするために
    4. 対応OSとソフトウェア:自分のパソコンで使えるかチェック
    5. その他の便利機能
  4. シーン別!ビデオキャプチャ活用術
    1. 【ゲーム実況・配信編】高画質で差をつけよう!
    2. 【オンライン会議・ウェビナー編】カメラ映像をレベルアップ!
    3. 【思い出保存編】古いビデオテープをデジタル化
  5. ビデオキャプチャのセットアップと基本的な使い方
    1. 接続は意外と簡単!基本的な配線方法
    2. ドライバのインストールとソフトウェア設定
  6. トラブルシューティング:困ったときのQ&A
    1. 映像が映らない・認識されない
    2. 音声が出ない・途切れる
    3. 映像や音声が遅延する
    4. HDCP(著作権保護技術)って何?
  7. まとめ:ビデオキャプチャで映像の世界を広げよう!

ビデオキャプチャって、そもそも何?

まずは基本中の基本、「ビデオキャプチャとは何か?」からお話ししますね。これを理解するだけで、なぜ必要とされるのかがスッと頭に入ってきますよ。

アナログからデジタルへ!映像を取り込む魔法の箱

一言でいうと、ビデオキャプチャは「パソコンやスマートフォンが直接取り扱えない映像信号を、パソコンやスマホで扱えるデジタルデータに変換してくれる装置」です。まるで、外国語の通訳さんみたいですね。映像の世界の言葉を、パソコンがわかる言葉に翻訳してくれる、そんなイメージです。

例えば、家庭用ゲーム機やビデオカメラ、昔懐かしいビデオデッキなどが出力する映像信号は、そのままではパソコンのUSBポートに挿しても何も起こりません。パソコン側には、その映像信号を受け取るための専用の入り口(入力端子)が基本的に備わっていないからです。

そこで登場するのがビデオキャプチャ。ゲーム機などから出力されたHDMIケーブルなどをビデオキャプチャに接続し、ビデオキャプチャからパソコンへはUSBケーブルなどで接続します。こうすることで、ビデオキャプチャが仲立ちとなり、ゲームのプレイ画面やビデオカメラの映像を、パソコンの画面に映し出したり、録画(キャプチャ)したりできるようになるのです。まさに、映像を取り込むための「魔法の箱」と言えるでしょう。

なぜビデオキャプチャが必要なの?

「でも、なんでわざわざそんな機械が必要なの?直接パソコンに繋げればいいじゃない」と思いますよね。その理由は、先ほども少し触れましたが、ほとんどのパソコンには「映像を入力するための端子」がついていないからです。

ノートパソコンやデスクトップモニターについているHDMI端子を見たことがある人は多いと思います。でも、あれは基本的に「映像を出力するため」の端子。パソコンの画面をテレビや別のモニターに映し出すためのもので、逆はできないんですね。これは、一方通行の道のようなものです。

ビデオキャプチャは、この一方通行のルールを打ち破り、外部からの映像をパソコン内部に取り込むための「特別な入り口」を作ってくれる役割を担っています。これにより、以下のような様々なことが可能になります。

  • 家庭用ゲーム機のプレイ映像をパソコンに表示し、録画・ライブ配信する(ゲーム実況)
  • 画質の良い一眼レフカメラやビデオカメラを、オンライン会議用のWebカメラとして使う
  • 押し入れに眠っているVHSテープや8mmビデオなどの古い映像を、パソコンに取り込んでデジタルデータとして保存する
  • テレビ番組を録画したレコーダーの映像をパソコンで編集する(ただし、著作権保護技術には注意が必要です)

このように、ビデオキャプチャは「何か」と「パソコン」を映像で繋げたい、あらゆる場面で活躍する重要なハブのような存在なのです。

ビデオキャプチャの種類とそれぞれの特徴

ビデオキャプチャと一言で言っても、実はいくつかの種類があります。ここでは、代表的な分類方法である「接続方法」と「エンコード方式」の違いについて、それぞれのメリット・デメリットを交えながら解説します。どちらが良い・悪いではなく、あなたの使い方や環境によって最適な選択が変わってきますよ。

接続方法で選ぶ!内蔵型と外付け型

まず、パソコンへの接続方法によって大きく2つのタイプに分かれます。パソコンのケースの中に組み込んでしまう「内蔵型」と、USBケーブルなどで手軽に接続できる「外付け型」です。

内蔵型(PCI Express接続)

内蔵型は、デスクトップパソコンのマザーボードにある「PCI Express(ピーシーアイエクスプレス)」というスロットに直接差し込んで使用するタイプです。パソコンの部品として組み込んでしまうイメージですね。

内蔵型のメリットは、何と言っても動作の安定性とデータ転送の速さです。パソコンと直接繋がっているため、データの通り道が広く、高解像度・高フレームレートの映像でも遅延が少なく、安定して取り込むことができます。パソコン周りのケーブルが増えず、スッキリするのも嬉しいポイントです。

一方で、デメリットは導入の手間がかかること。デスクトップパソコンのケースを開けて、部品を取り付ける作業が必要になります。また、当然ながらノートパソコンでは使用できません。パソコンの自作やカスタマイズにある程度慣れている人向けの選択肢と言えるかもしれません。

外付け型(USB接続)

外付け型は、USBケーブルを使ってパソコンに接続するタイプです。手のひらサイズのコンパクトなものが多く、一番ポピュラーなタイプと言えるでしょう。

外付け型の最大のメリットは、その手軽さです。箱から出してUSBケーブルを挿すだけで準備完了。デスクトップパソコンはもちろん、ノートパソコンでも手軽に利用できます。友達の家に持って行って一緒にゲーム配信をする、なんて使い方も可能です。複数のパソコンで使いまわしたい場合にも便利ですね。

デメリットとしては、パソコンのUSBポートやケーブルの品質によっては、動作が不安定になる可能性がゼロではないことが挙げられます。また、机の上に置くことになるので、配線が少しごちゃっとしてしまうこともあります。とはいえ、近年のUSB規格(USB 3.0以上)に対応した製品であれば、性能面で内蔵型に大きく劣ることは少なくなり、多くの人にとって十分なパフォーマンスを発揮してくれます。

ソフトウェアエンコードとハードウェアエンコード

次に、ちょっと専門的な話になりますが、とても重要な「エンコード方式」の違いです。エンコードとは、ざっくり言うと、生の映像データをパソコンで扱いやすい形式(動画ファイルなど)に「圧縮・変換」する処理のこと。この処理を「誰が」担当するかで、2つのタイプに分かれます。

ソフトウェアエンコードとは?

ソフトウェアエンコード方式のビデオキャプチャは、映像をパソコンに取り込むところまでを担当し、エンコード処理はパソコンの頭脳であるCPUに任せます。ビデオキャプチャ自身は、映像をPCに渡すパイプ役に徹するイメージです。

メリットは、構造がシンプルなため、比較的安価な製品が多いこと。また、エンコードの設定(画質や圧縮率など)をパソコンのソフトウェア側で細かく調整できるため、柔軟性が高いのも特徴です。録画した映像を後からじっくり編集したい、といった用途に向いています。

デメリットは、パソコンのCPUに大きな負担がかかることです。特に高画質な映像をキャプチャしながら、同時にゲームをプレイしたり、配信ソフトを動かしたりすると、パソコン全体の動作が重くなってしまう可能性があります。ある程度のCPUパワーを持ったパソコンが必要になります。

ハードウェアエンコードとは?

ハードウェアエンコード方式のビデオキャプチャは、エンコード処理を行うための専用チップを機器自体に内蔵しています。映像の取り込みから圧縮・変換まで、すべての処理をビデオキャプチャ単体で完結させることができます。

最大のメリットは、パソコンにほとんど負担をかけないこと。エンコードという大変な作業をビデオキャプチャが肩代わりしてくれるので、パソコンのスペックが高くなくても、安定して高画質な録画や配信が行えます。パソコンの動作がカクカクする心配が少ないのは、大きな安心材料ですね。

デメリットとしては、専用のチップを搭載している分、ソフトウェアエンコード方式の製品に比べて価格が高くなる傾向があります。また、エンコードの設定は機器に依存するため、ソフトウェアエンコード方式ほど細かい調整ができない場合もあります。

どちらの方式が良いか一概には言えませんが、以下に簡単な比較表をまとめてみました。自分のパソコンのスペックや、やりたいことをイメージしながら見てみてください。

方式 メリット デメリット こんな人向け
ソフトウェアエンコード ・比較的安価
・設定の自由度が高い
・パソコンへの負荷が大きい
・PCにある程度のスペックが求められる
・PCスペックに自信がある人
・録画設定を細かく調整したい人
・まずはコストを抑えて始めたい人
ハードウェアエンコード ・パソコンへの負荷が小さい
・PCスペックに依存しにくい
・動作が安定している
・比較的高価
・設定の自由度が低い場合がある
・PCスペックにあまり自信がない人
・ノートパソコンで使いたい人
・とにかく安定動作を重視する人

ビデオキャプチャを選ぶ前に!知っておきたい重要スペック

さて、ビデオキャプチャの種類がわかったところで、次はいよいよ具体的な製品選び…の前に!カタログや製品説明でよく見かける、重要なスペック(性能を表す数値や機能)について理解を深めておきましょう。これを押さえておけば、自分に合わない製品を選んでしまう失敗をぐっと減らせますよ。

解像度とフレームレート:映像の美しさを決める基本

映像のきれいさを決める最も基本的な要素が「解像度」と「フレームレート」です。

解像度は、映像のきめ細かさを表します。画素(ドット)がどれだけ集まってできているかを示し、数値が大きいほど、より鮮明で高精細な映像になります。主な解像度には以下のようなものがあります。

  • HD (1280×720 / 720p): 少し前の標準的なハイビジョン画質。
  • フルHD (1920×1080 / 1080p): 現在の主流。地上デジタル放送やBlu-ray、多くのゲームがこの解像度です。まずはここを基準に考えると良いでしょう。
  • 4K (3840×2160 / 2160p): フルHDの4倍の画素数を持つ超高画質。最新のゲーム機や動画配信サービスで対応が進んでいます。

自分がキャプチャしたい映像ソース(ゲーム機など)の出力解像度と、録画・配信したい解像度を考えて選ぶことが大切です。例えば、フルHDでゲームをプレイし、フルHDで録画したいなら、フルHD対応のビデオキャプチャで十分です。

フレームレートは、1秒間に何枚の静止画(フレーム)で映像が構成されているかを示す数値で、「fps (frames per second)」という単位で表されます。この数値が大きいほど、映像がなめらかになります。

  • 30fps: テレビ番組や一般的な動画で使われるフレームレート。日常的な映像なら十分なめらかに見えます。
  • 60fps: ゲーム映像で重要視されるフレームレート。動きの速いアクションゲームやレースゲームなどでは、60fpsだと映像が非常になめらかになり、操作の快適さも向上します。

特にゲーム実況を考えているなら、60fpsに対応しているかは重要なチェックポイントです。視聴者にとっても、なめらかな映像の方が見ていて気持ちが良いものです。

入力端子と出力端子:何と何をつなぐ?

ビデオキャプチャには、映像を入力するための「入力端子」と、映像を出力するための「出力端子」があります。どの機器を接続したいかによって、必要な端子が変わってきます。

入力端子は、ゲーム機やビデオカメラなどから映像を受け取るためのものです。現在最も主流なのはHDMI端子です。PS5、Nintendo Switch、Xboxといった現行の家庭用ゲーム機や、最近のビデオカメラ、レコーダーなどは、ほとんどがHDMIで映像を出力します。

もし、VHSビデオデッキや初代PlayStation、ニンテンドウ64といった古い機器を接続したい場合は、HDMI端子だけでは対応できません。その場合は、以下のようなアナログ端子が必要になります。

  • コンポジット端子: 黄色(映像)、赤・白(音声)の3本のケーブルでおなじみのアナログ端子。昔の多くのAV機器に搭載されていました。
  • S端子: コンポジットよりも高画質な映像を伝送できるアナログ端子。
  • コンポーネント端子: 赤・青・緑の3本のケーブルで映像信号を送る、アナログ端子の中では最も高画質な規格です。

古い機器のデジタル化を考えている方は、これらのアナログ端子を備えたビデオキャプチャを選ぶか、アナログ信号をHDMIに変換するコンバーターを別途用意する必要があります。

出力端子は、後述する「パススルー機能」で使われます。ほとんどの場合、入力端子と同じくHDMI端子が搭載されています。

パススルー機能:遅延なくゲームをプレイするために

これは特にゲーマーにとって非常に重要な機能です。パススルー機能とは、ビデオキャプチャに入力された映像を、ほぼ遅延なくテレビやモニターにそのまま出力(スルー)する機能のことです。

「ん?どういうこと?」と思いますよね。ビデオキャプチャを通してパソコンの画面に映し出される映像は、エンコードなどの処理を挟むため、どうしてもわずかな「表示遅延」が発生します。この遅延はコンマ数秒の世界ですが、一瞬の判断が勝敗を分けるアクションゲームや格闘ゲーム、音楽ゲームなどをプレイする上では致命的になることがあります。

そこでパススルー機能の出番です。ゲーム機からのHDMIケーブルをビデオキャプチャの入力に、そしてビデオキャプチャの出力からテレビやゲーミングモニターに別のHDMIケーブルを接続します。こうすることで、プレイヤーは遅延のないテレビ・モニターの画面を見ながら快適にゲームをプレイし、同時にパソコン側では遅延のある映像を録画・配信する、という分業が可能になるのです。

快適なゲームプレイ環境を維持したいなら、パススルー機能は必須と言っても過言ではありません。また、4K対応のゲーム機で遊びたい場合は、ビデオキャプチャも「4Kパススルー」に対応しているかを確認すると良いでしょう。これにより、自分は4Kの美しい画面でプレイしつつ、配信はフルHDで行う、といった柔軟な運用が可能になります。

対応OSとソフトウェア:自分のパソコンで使えるかチェック

意外と見落としがちですが、とても大切なのが対応OSの確認です。あなたが使っているパソコンがWindowsなのか、Macなのか。そして、そのバージョンに対応しているかを必ずチェックしましょう。最新のOSには対応しているけれど、古いバージョンには非対応、というケースもあります。

また、多くのビデオキャプチャには、録画や配信を手軽に始められる専用のソフトウェアが付属していることがあります。初心者にとっては、この付属ソフトの使いやすさも選ぶ上での一つのポイントになるかもしれません。

一方で、ゲーム実況の世界では「OBS Studio」「XSplit」といった、サードパーティ製の配信ソフトが広く使われています。これらの高機能なソフトを使いたい場合、選ぼうとしているビデオキャプチャがそれらのソフトで問題なく動作するかも重要な確認項目です。多くの製品は対応を謳っていますが、念のため公式サイトなどで情報を確認しておくと安心です。

その他の便利機能

上記以外にも、製品によっては様々な便利機能が搭載されています。

  • HDR(ハイダイナミックレンジ)対応: 光の明暗をより豊かに表現できる技術です。HDR対応のゲームなどを、その美しい映像のまま録画・パススルーしたい場合に必要となります。
  • UVC(USB Video Class)対応: これは「ドライバのインストールが不要」であることを意味します。パソコンにUSB接続するだけで、特別な設定をしなくてもWebカメラのように自動で認識してくれるため、非常に手軽です。最近の製品の多くが対応しています。
  • マイク入力端子: ビデオキャプチャ本体にマイクを接続できる端子がついているものもあります。ゲームの音声と自分の声をミックスしてパソコンに取り込めるため、配線がシンプルになるメリットがあります。

シーン別!ビデオキャプチャ活用術

ビデオキャプチャの基本がわかったところで、ここからは具体的な活用シーンをいくつかご紹介します。「こんなことにも使えるんだ!」という新しい発見があるかもしれませんよ。

【ゲーム実況・配信編】高画質で差をつけよう!

ビデオキャプチャの活用法として、今や最もポピュラーなのがゲーム実況やライブ配信でしょう。Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X/Sといった家庭用ゲーム機の美しい映像を、自分のパソコンに取り込んで世界中に発信できます。

ゲーム実況でビデオキャプチャを使う最大のメリットは、何と言っても「高画質・高フレームレート」な配信が可能になることです。ゲーム機本体に搭載されている配信機能を使うよりも、画質や音質を細かく設定でき、視聴者にとってより見やすい、魅力的なコンテンツを作ることができます。自分の顔を映すWebカメラの映像や、チャット欄などを自由に配置できるのも、PCを介する大きな利点です。

このシーンで必要になる機材は、ざっと以下の通りです。

  1. ゲーム機本体
  2. ゲームを表示するテレビ or ゲーミングモニター
  3. パソコン(配信ソフトを動かすため)
  4. ビデオキャプチャ
  5. HDMIケーブル(最低2本。パススルーを使う場合)
  6. マイク(自分の声を乗せるため)
  7. Webカメラ(自分の顔を映す場合)

基本的な流れとしては、ゲーム機とビデオキャプチャ、そしてパソコンを正しく接続し、「OBS Studio」のような配信ソフトを立ち上げます。配信ソフト側で、ビデオキャプチャからの映像(ゲーム画面)とマイクからの音声、Webカメラの映像などをソースとして追加し、画面レイアウトを整えます。そして、YouTube LiveやTwitchといった配信プラットフォームと連携設定を行えば、あなたも今日からゲーム配信者です!

【オンライン会議・ウェビナー編】カメラ映像をレベルアップ!

「ゲームはしないから関係ないや」と思ったあなた、ちょっと待ってください! ビデオキャプチャは、ビジネスシーンでも大活躍するんです。特に、オンライン会議やウェビナー(Webセミナー)の質を格段に向上させることができます。

ノートパソコンに内蔵されているWebカメラや、市販の安価なWebカメラの画質に、少し不満を感じたことはありませんか? 映像が暗かったり、画質が粗かったりすると、相手に与える印象も変わってきてしまいます。

そこでビデオキャプチャの出番です。手元にあるデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラ、ビデオカメラを、ビデオキャプチャを介してパソコンに接続してみましょう。すると、これらの高画質なカメラを「超高性能なWebカメラ」として使うことができるのです。背景をきれいにぼかしたり、明るく鮮明な映像を届けたりすることで、オンライン上での見栄えが劇的に変わります。大切な商談や、大勢の前で話すウェビナーなどでは、この「画質の良さ」が信頼感や説得力に繋がることも少なくありません。

さらに、カメラだけでなく、プレゼンテーション用の別のパソコン画面をビデオキャプチャで取り込み、自分の顔映像と合成して表示する、といった高度な使い方も可能です。参加者にとって分かりやすく、飽きさせない工夫を凝らすことができるのも、ビデオキャプチャ活用の魅力です。

【思い出保存編】古いビデオテープをデジタル化

押し入れの奥で、昔撮ったビデオテープが眠っていませんか? 結婚式の様子を記録したVHSテープ、子どもの成長記録が詰まった8mmビデオテープ…。これらのテープは、時間が経つにつれて磁気が弱まり、映像が劣化してしまいます。再生するためのビデオデッキが壊れてしまったら、もう二度と見られなくなってしまうかもしれません。

そんな大切な思い出を未来永劫残すためにも、ビデオキャプチャは非常に役立ちます。ビデオデッキとパソコンの間にビデオキャプチャを繋ぐことで、テープの映像をパソコンに取り込み、デジタルデータ(動画ファイル)として保存することができるのです。

この場合、必要になるのは、前述したコンポジット端子(赤・白・黄のケーブル)やS端子といった、アナログ入力に対応したビデオキャプチャです。HDMI入力しか持たない製品では接続できないので注意が必要です。

デジタル化するメリットは計り知れません。

  • 映像の劣化が止まる: 一度デジタルデータにしてしまえば、それ以上画質や音が悪くなることはありません。
  • 視聴が簡単になる: パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットで見たり、DVDやBlu-rayに焼いたりすることもできます。
  • 共有しやすくなる: 動画ファイルをメールで送ったり、クラウドストレージやSNSで遠く離れた家族や友人と共有したりできます。

少し手間はかかりますが、再生できなくなる前に、かけがえのない思い出をデジタルという新しい形で保存し直してみてはいかがでしょうか。

ビデオキャプチャのセットアップと基本的な使い方

「よし、自分も使ってみよう!」と決心した方のために、ここからは実際のセットアップと基本的な使い方について解説します。と言っても、そんなに難しいことはありません。ポイントさえ押さえれば、誰でも簡単に接続できますよ。

接続は意外と簡単!基本的な配線方法

ここでは、最も一般的な「外付け型ビデオキャプチャ」を使って、「ゲーム機」の映像を「パソコン」に取り込みつつ、「パススルー機能」で「テレビ」にも映す、というケースを例に説明します。これが理解できれば、他のケースにも応用できます。

登場するのは、ゲーム機、テレビ(またはモニター)、ビデオキャプチャ、パソコンの4つです。そして、HDMIケーブルが2本、USBケーブルが1本必要になります。

  1. ゲーム機からビデオキャプチャへ: まず、1本目のHDMIケーブルを使って、ゲーム機本体の「HDMI出力」端子と、ビデオキャプチャの「HDMI入力 (IN)」端子を接続します。これで、ゲーム機の映像がビデオキャプチャに送られます。
  2. ビデオキャプチャからテレビへ(パススルー): 次に、2本目のHDMIケーブルを使って、ビデオキャプチャの「HDMI出力 (OUT)」端子と、テレビやモニターの「HDMI入力」端子を接続します。これで、遅延のない映像がテレビに映し出されます。
  3. ビデオキャプチャからパソコンへ: 最後に、付属のUSBケーブルを使って、ビデオキャプチャのUSB端子と、パソコンのUSB端子を接続します。これで、キャプチャされた映像データがパソコンに送られます。

たったこれだけです!言葉で書くと少しややこしく感じるかもしれませんが、「映像の流れは、ゲーム機 → ビデオキャプチャ → テレビ&パソコン」と覚えておけば、迷うことはないでしょう。映像の信号が一方通行に進んでいくイメージを持つのがコツです。

ドライバのインストールとソフトウェア設定

配線が完了したら、次はパソコン側の設定です。

最近主流のUVC対応のビデオキャプチャであれば、パソコンにUSB接続するだけで自動的に認識されるため、特別な「ドライバ」のインストールは不要な場合がほとんどです。もし、製品にドライバのインストール用CD-ROMが付属していたり、公式サイトからダウンロードするよう指示があったりする場合は、その指示に従ってインストール作業を行ってください。

ドライバの準備ができたら、キャプチャ用のソフトウェア(付属ソフトやOBS Studioなど)を起動します。ソフトの機能で「映像キャプチャデバイス」や「ソースの追加」といった項目を探し、あなたの接続したビデオキャプチャ製品の名前を選択します。うまく認識されていれば、これだけでパソコンの画面にゲーム機の映像が映し出されるはずです!

もし映像が映らない場合は、焦らずに一度接続を確認したり、パソコンを再起動したりしてみましょう。それでもダメな場合は、次のトラブルシューティングの項目を参考にしてみてください。

トラブルシューティング:困ったときのQ&A

便利なビデオキャプチャですが、時には「あれ?うまく動かない…」というトラブルに見舞われることも。ここでは、よくある困りごととその対処法のヒントをQ&A形式でご紹介します。慌てずに一つずつチェックしていきましょう。

映像が映らない・認識されない

最もよくあるトラブルがこれです。考えられる原因はいくつかあります。

  • ケーブルの接続ミス: 基本中の基本ですが、もう一度確認しましょう。HDMIケーブルが「入力(IN)」と「出力(OUT)」で逆になっていませんか? ケーブルが奥までしっかり挿し込まれていますか?
  • USBポートの問題: 接続しているUSBポートを変更してみましょう。特に、USB 3.0対応の機器をUSB 2.0のポートに挿していると、電力不足や転送速度不足でうまく動作しないことがあります。なるべく性能の良いポートに接続してみてください。
  • ドライバが正しくない: 製品の公式サイトから最新のドライバをダウンロードし、再インストールしてみましょう。
  • ソフトウェアの設定: キャプチャソフト側で、正しい映像ソース(ビデオキャプチャの名称)が選択されているか確認してください。
  • HDCP(後述)が原因: 接続している機器がHDCPで保護された信号を出力している場合、映像は映りません。
  • パソコンの再起動: 何かよくわからないけど、再起動したら直った、というケースは意外と多いです。困ったらまず再起動を試す価値はあります。

音声が出ない・途切れる

映像は映っているのに音が出ない、というのもよくあるトラブルです。

  • パソコンの音声設定: パソコンのサウンド設定で、ビデオキャプチャの音声入力がミュート(消音)になっていないか、または既定のデバイスとして認識されているかを確認しましょう。
  • キャプチャソフトの音声設定: OBS Studioなどのソフトでは、音声入力デバイスを個別に設定する必要があります。ビデオキャプチャからの音声を正しくキャプチャする設定になっているか確認してください。
  • HDMIケーブルの不具合: 別のHDMIケーブルに変えてみると、あっさり解決することがあります。
  • ゲーム機側の音声出力設定: ゲーム機本体の設定で、音声の出力先が正しくHDMIに設定されているかを確認してみましょう。

映像や音声が遅延する

パソコンに表示される映像や音声が、実際のプレイよりも遅れて表示されるのは、ある程度仕方のないことです。しかし、その遅延が異常に大きい場合や、録画したファイルがカクカクする場合は、以下の点を確認してみてください。

  • パソコンのスペック不足: 特にソフトウェアエンコード方式の場合、CPUの処理が追い付いていない可能性があります。キャプチャソフト以外の不要なアプリケーションを終了させたり、録画の解像度やフレームレートを少し下げてみたりすると、改善することがあります。
  • エンコード設定が重すぎる: 配信ソフトや録画ソフトのエンコード設定(ビットレートや画質プリセット)が高すぎると、PCに大きな負荷がかかります。設定を少し下げて、負荷を軽減してみましょう。
  • パススルー機能を使っていない: ゲームをプレイする際は、遅延の発生するPC画面ではなく、パススルー出力した遅延のないテレビ・モニター画面を見ることが大前提です。

HDCP(著作権保護技術)って何?

トラブルの原因として時々顔を出すのが、この「HDCP (High-bandwidth Digital Content Protection)」というものです。これは、HDMIなどのデジタル経路上で、コンテンツが不正にコピーされるのを防ぐための著作権保護技術です。

例えば、Blu-ray/DVDプレイヤーで市販の映画を再生したり、Amazon Prime VideoやNetflixといった動画配信サービスをPS5などのアプリで視聴したりする場合、その映像信号はHDCPによって暗号化されています。ビデオキャプチャ機器は、このHDCPで保護された映像をキャプチャ(録画)することができません。そのため、これらの映像を映そうとすると、画面が真っ暗になったり、「HDCPエラー」といった警告が表示されたりします。

これはビデオキャプチャの故障ではなく、著作権を守るための正常な仕様です。家庭用ゲーム機の場合、ゲームのプレイ映像にはHDCPはかかっていませんが、ゲーム機を使って動画配信サービスなどを視聴する際にはHDCPが有効になります。もしゲーム画面が映らない場合は、ゲーム機の設定でHDCPを一時的に無効にするオプションがないか確認してみるのも一つの手です。(例: PlayStationシリーズには設定項目があります)

なお、このHDCPを不正に回避するような装置も存在しますが、その使用は著作権法に抵触する可能性があるため、絶対に使用しないでください。

まとめ:ビデオキャプチャで映像の世界を広げよう!

ここまで、本当に長い道のりでしたね! ビデオキャプチャの基本から、種類、スペックの見方、具体的な活用法、そしてトラブル対策まで、網羅的に解説してきました。

最初は専門用語ばかりで難しく感じたかもしれませんが、一つ一つの意味を理解すれば、決して怖いものではないことがお分かりいただけたのではないでしょうか。ビデオキャプチャは、単にゲーム画面を録画するためだけの機械ではありません。

  • あなたのクリエイティビティを解放し、世界へ発信するツールになるかもしれません。
  • 仕事のプレゼンテーションで、ライバルに差をつける秘密兵器になるかもしれません。
  • 色あせかけていた家族の思い出を、鮮やかに蘇らせるタイムマシンのような存在になるかもしれません。

この記事では、あえて特定の商品名を一つも出しませんでした。それは、あなたに「広告に踊らされることなく、自分自身の目的にとって本当に必要なものは何か」を考える力を身につけてほしかったからです。解像度は? フレームレートは? パススルーは必要? 接続したい機器は? これらの問いに、今のあなたならきっと答えられるはずです。

さあ、今回得た知識を武器に、あなただけの映像体験を始めてみてください。ビデオキャプチャという小さな箱が、あなたの世界をぐっと広げてくれることを願っています!

この記事を書いた人
にゃんこCPU

パソコンとガジェットをこよなく愛する、自称“性能厨”です。
10代からPCに触れはじめ、気がつけば組み立てやカスタマイズが日課に。
スペックやコスパを見極めるのが得意。
「難しいことは簡単に、でも大事なことはしっかり伝える」をモットーに、初心者にもわかりやすい解説を心がけています。

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