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コピー用紙の奥深い世界!選び方から活用術まで徹底解説

はじめに:たかがコピー用紙、されどコピー用紙

「コピー用紙なんて、どれも同じでしょ?」

普段何気なく使っているコピー用紙。オフィスや家庭で、書類の印刷やちょっとしたメモ書きに大活躍してくれますよね。白くて、A4サイズで、ツルツルしていて…。あまりにも身近な存在だからこそ、その違いを意識する機会は少ないかもしれません。

でも、実はコピー用紙の世界は、あなたが思っているよりもずっと奥深いんです。厚さ、白さ、手触り、そして作られ方まで、一枚一枚に個性があります。そして、そのちょっとした違いが、印刷の仕上がりや、書類を受け取った人の印象、さらにはプリンターの寿命にまで影響を与えることがあるのです。

例えば、大切なプレゼン資料。少し厚手で真っ白な紙に印刷するだけで、ぐっと高級感が増し、説得力もアップするかもしれません。逆に、日常的な会議の資料なら、コストを抑えた標準的な紙で十分でしょう。写真やイラストをきれいに見せたいなら、表面が滑らかな紙が適していますし、環境のことを考えるなら、再生紙や森林認証紙という選択肢もあります。

この記事では、特定の商品名やランキングは一切紹介しません。そういった宣伝記事は、世の中にたくさんありますからね。そうではなく、この記事の目的は、あなた自身が「自分に合ったコピー用紙」を選べるようになるための、純粋な知識とヒントをお届けすることです。コピー用紙のスペックの見方から、目的別の選び方、よくあるトラブルの解決法まで、どこよりも詳しく、そして親しみやすく解説していきます。

この記事を読み終わる頃には、「たかがコピー用紙」と思っていたあなたの常識が覆され、「されどコピー用紙」とその面白さに気づいているはず。あなたも、今日からコピー用紙マスターを目指してみませんか?さあ、一緒にコピー用紙の奥深い世界へ旅立ちましょう!

  1. はじめに:たかがコピー用紙、されどコピー用紙
  2. 知っておきたい!コピー用紙の基本の「き」
    1. コピー用紙って、そもそもどんな紙?
    2. サイズの基本:A4、B5だけじゃない!
    3. 覚えておきたい専門用語
      1. 坪量(つぼりょう):紙の重さ・厚みの目安 [g/m²]
      2. 紙厚(かみあつ):紙そのものの厚さ [μm]
      3. 白色度(はくしょくど):紙の白さのレベル [%]
      4. 不透明度(ふとうめいど):裏写りのしにくさ [%]
      5. 平滑度(へいかつど):表面の滑らかさ
      6. 紙の目(ながれめ):紙の繊維の方向
  3. もう迷わない!目的別・コピー用紙選びのヒント
    1. 日常的な書類や会議資料には?
    2. お客様への提出書類やプレゼン資料には?
    3. 写真やカラーイラストをきれいに印刷したい!
    4. 両面印刷をよく使うなら
    5. 長期保存したい重要な書類には
  4. あなたのプリンターに合うのはどれ?プリンターと用紙の相性学
    1. レーザープリンターの場合
    2. インクジェットプリンターの場合
    3. 複合機(コピー機)の場合
  5. 地球にもやさしく。環境配慮型のコピー用紙を知ろう
    1. 再生紙ってどんな紙?
    2. FSC認証紙やPEFC認証紙って何?
    3. 非木材紙という選択肢
    4. ECFパルプとTCFパルプ
  6. 困った!を解決。コピー用紙のトラブルシューティング
    1. 紙詰まり(ジャム)が頻繁に起こる
    2. 印刷がかすれる、ムラになる
    3. 紙が反ってしまう(カール)
    4. 2枚以上重なって給紙される(重送)
  7. 品質を長持ちさせる!コピー用紙の保管術とウラ話
    1. これで完璧!コピー用紙の正しい保管方法
    2. 意外と知らない?コピー用紙の豆知識
      1. コピー用紙の「表」と「裏」
      2. 500枚入りの理由
      3. コピー用紙でできる簡単な工作やメモ活用術
  8. まとめ:あなたにぴったりのコピー用紙を見つけるために

知っておきたい!コピー用紙の基本の「き」

まずは基本から。コピー用紙を選ぶ上で欠かせない、基本的な知識や専門用語をわかりやすく解説していきます。ここをマスターすれば、コピー用紙のパッケージに書かれている情報の意味が手に取るようにわかるようになりますよ。

コピー用紙って、そもそもどんな紙?

私たちが普段「コピー用紙」と呼んでいるものは、正式にはPPC用紙(Plain Paper Copier-sheet)と呼ばれることが多いです。PPCとは、「普通紙複写機」のこと。つまり、レーザープリンターやインクジェットプリンター、複合機などで使われることを前提に作られた「普通紙」なのです。

「じゃあ、普通の画用紙やノートの紙と何が違うの?」と疑問に思うかもしれませんね。一番の違いは、プリンターでの印刷適性を高めるために様々な工夫がされている点です。例えば、熱を使うレーザープリンターでも反りにくかったり、インクを噴射するインクジェットプリンターでもにじみにくかったり。また、大量の紙をスムーズに給紙できるよう、静電気が起きにくく、滑りやすいように調整されています。

主な原料は、木材を細かくして繊維を取り出した「木材パルプ」です。最近では、環境に配慮して古紙を混ぜた「再生紙」や、木材以外の植物から作られる「非木材紙」なども増えてきています。こうした原料や製造工程の違いが、紙の個性となって現れるのです。

サイズの基本:A4、B5だけじゃない!

コピー用紙で最も馴染み深いサイズといえば、やはり「A4(エーヨン)」ですよね。しかし、紙のサイズには国際的に定められた規格があり、他にもたくさんの種類が存在します。

主に使われているのは「A判」と「B判」の2種類です。

  • A判シリーズ:ドイツで生まれた国際規格(ISO)です。面積が1平方メートルの「A0」サイズが基準になっており、数字が1つ増えるごとにサイズが半分になります。つまり、A3はA2の半分、A4はA3の半分…という関係です。世界中で広く使われているため、海外との書類のやり取りにも便利です。
  • B判シリーズ:こちらは日本の江戸時代に生まれた国内規格(JIS)です。面積が1.5平方メートルの「B0」サイズが基準。A判と同様に、数字が1つ増えるごとにサイズは半分になります。日本の書籍や雑誌、ノートなどによく使われており、日本人にとっては馴染み深いサイズ感です。

それぞれの代表的なサイズと主な用途を下の表にまとめてみました。

サイズ 寸法 (mm) 主な用途の例
A3 297 × 420 ポスター、パンフレット、設計図、企画書の見開き
A4 210 × 297 一般的な書類、契約書、レポート、チラシ(最も標準的)
A5 148 × 210 納品書、請求書、手帳のリフィル、小さめの冊子
A6 105 × 148 文庫本、はがき、メモ帳
B4 257 × 364 新聞の折込チラシ、地図、学校の教材
B5 182 × 257 大学ノート、教科書、週刊誌、レポート用紙
B6 128 × 182 単行本、手帳

普段使っているA4用紙も、実はこんな大きな規格の中の一つだと思うと、なんだか面白いですよね。用途に合わせてサイズを選ぶことで、資料がもっと見やすく、使いやすくなりますよ。

覚えておきたい専門用語

ここが一番のキモかもしれません!コピー用紙のパッケージの隅っこに書かれている「g/m²」や「%」といった数字。これらが何を意味するのかを知ることで、紙の性格が手に取るようにわかるようになります。さあ、一つずつ見ていきましょう。

坪量(つぼりょう):紙の重さ・厚みの目安 [g/m²]

坪量とは、紙1平方メートルあたりの重さのことです。単位は「g/m²(グラム・パー・平方メートル)」で表されます。この数値が大きいほど、紙は重く、そして厚くなります。

一般的なコピー用紙は「64g/m²」や「68g/m²」あたりが主流です。官製はがきが約209g/m²、新聞紙が約40g/m²と聞くと、その違いがイメージしやすいでしょうか。

  • 坪量が低い(軽い・薄い)紙:メリットは、なんといってもコストが安いこと。そして、かさばらないので大量の資料をファイリングするのに向いています。デメリットは、ペラペラした印象で、裏写りしやすく、耐久性も高くありません。
  • 坪量が高い(重い・厚い)紙:メリットは、しっかりとした手触りで高級感があること。裏写りしにくく、丈夫なので長期保存にも向いています。プレゼン資料や契約書など、重要な書類に使うと印象が良くなります。デメリットは、価格が高くなることと、かさばることです。

「じゃあ、どれを選べばいいの?」という方のために、用途別の坪量の目安をまとめました。

  • 64g/m²前後:日常的なコピー、会議資料、内部メモなど、コストを重視したい場合に最適です。
  • 68g/m²~70g/m²:少ししっかりした印象にしたい場合に。両面印刷をすることが多いなら、このあたりからがおすすめです。
  • 90g/m²以上:お客様への提案書、パンフレット、ポスター、ペーパークラフトなど、高品質な仕上がりを求める場合に。かなりしっかりとした厚みを感じられます。

紙厚(かみあつ):紙そのものの厚さ [μm]

紙厚は、その名の通り、紙1枚の厚さです。単位は「μm(マイクロメートル)」や「mm(ミリメートル)」で表されます(1000μm = 1mm)。

坪量と似ていますが、少し意味合いが異なります。坪量は「重さ」ですが、紙厚は純粋な「厚さ」です。製造方法によっては、坪量が同じでも紙厚が異なる場合があります。例えば、繊維の間に空気を多く含ませて作られた「嵩高(かさだか)紙」は、軽い(坪量が低い)のに厚い(紙厚がある)という特徴があります。

一般的には、坪量が高いほど紙厚も増す傾向にあります。プリンターによっては、対応できる紙の厚さに上限があるため、特に厚手の紙を使う場合は、プリンターの仕様を確認することが大切です。

白色度(はくしょくど):紙の白さのレベル [%]

白色度とは、紙の白さの度合いをパーセンテージで示したものです。数値が高いほど、青みがかったような純白に近い白になります。一般的なコピー用紙は80%~95%程度のものが多く、100%に近いものは「高白色紙」と呼ばれます。

  • 白色度が高い紙:メリットは、印刷した文字や図、写真のコントラストがはっきりして、シャープで鮮やかな印象になることです。色の再現性も高まるため、カラー印刷に適しています。デメリットは、人によっては白さが強すぎて目がチカチカすると感じることがある点です。
  • 白色度が低い(自然な白さの)紙:クリーム色に近い、ナチュラルな色合いです。メリットは、目に優しく、長時間読んでいても疲れにくいこと。落ち着いた、温かみのある印象を与えます。デメリットは、カラー印刷の色が少し沈んで見えることがある点です。

どちらが良いというわけではなく、これも用途次第。プレゼン資料でグラフや写真をくっきり見せたいなら「高白色紙」、読み物系の資料で目に優しくしたいなら「自然色(ナチュラルホワイト)」の紙、というように使い分けるのがおすすめです。

不透明度(ふとうめいど):裏写りのしにくさ [%]

不透明度は、紙の裏側がどれだけ透けて見えないかを示す度合いです。この数値が高いほど、紙は透けにくくなります。

両面印刷をするときに、この不透明度が非常に重要になります。不透明度が低いと、裏面の印刷が透けて見えてしまい、ごちゃごちゃして非常に読みにくくなってしまいます。これでは、せっかく作った資料も台無しですよね。

一般的に、坪量が高い紙ほど不透明度も高くなる傾向があります。両面印刷を頻繁に行う場合は、パッケージで「不透明度90%以上」といった表記があるか、あるいは坪量がやや高め(68g/m²以上)の紙を選ぶと失敗が少ないでしょう。

平滑度(へいかつど):表面の滑らかさ

平滑度は、紙の表面がどれだけツルツルで滑らかかを示す度合いです。この度合いが高いほど、表面の凹凸が少なく、滑らかな紙ということになります。

平滑度は、特に印刷の仕上がりに大きく影響します。

  • 平滑度が高い紙:表面が滑らかなので、レーザープリンターのトナーが均一に乗りやすく、インクジェットプリンターのインクも綺麗に定着します。特に写真やベタ塗りの多いデザインを印刷すると、その差は歴然。ムラなく、美しい仕上がりになります。
  • 平滑度が低い(ざらついた)紙:温かみのある風合いが出ますが、写真などの精密な印刷にはあまり向きません。トナーの乗りが悪かったり、インクがにじみやすくなったりすることがあります。

高画質なカラー印刷をしたい場合は、この「平滑度」を意識して選ぶと、ワンランク上の仕上がりを目指せます。

紙の目(ながれめ):紙の繊維の方向

あまり知られていませんが、実は紙には繊維の流れる方向があり、これを「紙の目(流れ目)」と呼びます。紙を製造する際、機械の上をパルプが流れていくため、自然と繊維の向きが揃うのです。この流れ目に沿った方向を「縦目(T目)」、直角の方向を「横目(Y目)」と言います。

A4サイズのコピー用紙の場合、ほとんどが長辺(297mm)と平行に繊維が流れる「縦目」です。この紙の目は、紙の性質に以下のような影響を与えます。

  • 折りやすさ:紙の目に沿った方向は、スムーズにきれいに折れます。逆に、目に逆らって折ろうとすると、抵抗が強く、折り目がささくれ立つことがあります。
  • コシの強さ:紙の目に逆らう方向の方が、紙は曲がりにくく、コシが強くなります。縦目のA4用紙を縦方向に持つとふにゃっとしなりますが、横方向に持つと比較的しっかりしているのはこのためです。
  • カール(反り):特に湿気やレーザープリンターの熱によって、紙は目の方向にカールしやすい性質があります。

普段使いで意識することは少ないかもしれませんが、ペーパークラフトや製本など、紙を折ったり加工したりする際には、この「紙の目」を知っていると非常に役立ちます。

もう迷わない!目的別・コピー用紙選びのヒント

基本的なスペックがわかったところで、いよいよ実践編です。ここでは「こんな時には、どんな特徴の紙を選んだらいいの?」という疑問に、具体的なシーンを想定しながらお答えしていきます。

日常的な書類や会議資料には?

社内の会議で配る資料、自分の控えとして印刷する書類、ちょっとしたメモなど、日常的に大量に消費する用途。この場合に最も重視したいのは、やはりコストパフォーマンスでしょう。

高価な紙を使う必要は全くありません。標準的なスペックの紙で十分です。

  • 坪量:64g/m²程度で問題ありません。最も一般的で安価なタイプです。
  • 白色度:標準的な85%~90%前後のもので十分見やすいです。高白色である必要はありません。
  • その他:大量に印刷することが多いので、プリンター内で詰まりにくい、安定した品質のものが望ましいですが、これは特定のスペックというよりは製造メーカーの品質管理に依る部分が大きいです。

とにかく「安くて、普通に使える」のが一番。迷ったら、最も標準的で多くのオフィスで使われているタイプの紙を選んでおけば間違いありません。ただし、あまりに安価すぎるノーブランド品の中には、紙の裁断精度が低かったり、紙粉(紙の裁断面から出る細かいクズ)が多かったりして、プリンターの故障の原因になる可能性もゼロではありません。その点は少しだけ心に留めておくと良いでしょう。

お客様への提出書類やプレゼン資料には?

見積書、提案書、契約書など、社外の人の目に触れる書類。あるいは、勝負をかけたい大事なプレゼンテーションの資料。こういった場合は、中身はもちろんですが、書類そのものの「見た目」や「手触り」も、相手に与える印象を左右する重要な要素になります。

ペラペラの紙で提出するよりも、少ししっかりとした紙で提出するだけで、「この会社は細部まで気を配っているな」という信頼感につながることがあります。

  • 坪量:少し厚手の68g/m²~90g/m²程度のものを選ぶと、高級感としっかりとした印象を与えられます。手に持った時の満足感が違います。
  • 白色度:高白色(95%以上)の紙を選ぶのがおすすめです。文字やグラフがくっきりと際立ち、資料全体がシャープで知的な印象になります。色のコントラストがはっきりするので、視覚的にもアピールしやすくなります。
  • 不透明度:坪量が高ければ自然と不透明度も高くなりますが、これも意識したいポイント。安っぽさがなくなり、裏面の情報が透けて見える心配もありません。

いつもの紙より少しだけ良い紙を選ぶ。その小さな投資が、ビジネスチャンスを掴むきっかけになるかもしれませんよ。

写真やカラーイラストをきれいに印刷したい!

チラシやパンフレット、企画書に使うイメージ写真、お子さんが描いた絵など、色鮮やかな画像をきれいに印刷したい場面も多いですよね。この場合は、色の再現性と、インクのにじみにくさが鍵となります。

もちろん、最高品質を求めるなら「写真用光沢紙」のような専用紙がベストですが、ここではあくまで「普通紙(PPC用紙)」の範囲で、よりきれいに印刷するための選び方を紹介します。

  • 平滑度:最重要ポイントです。表面がツルツルで滑らかな紙(高平滑紙)を選びましょう。インクが紙の表面に均一に乗り、インクのドットが細かく再現されるため、写真やイラストのディテールが潰れず、シャープな仕上がりになります。
  • 白色度:これも重要です。高白色の紙は、インク本来の色を邪魔せず、鮮やかな発色を助けてくれます。特に、青空や肌の色などを忠実に再現したい場合には効果的です。
  • 坪量・紙厚:カラー印刷はインクを多く使うため、薄い紙だとインクの水分で紙が波打ってしまうことがあります。少し厚手の紙を選ぶことで、この波打ち(コックリング)を防ぎ、しっかりとした仕上がりになります。

プリンタードライバーの設定で、「きれい」モードや「高画質」モードを選び、用紙の種類を「普通紙」ではなく「高品質普通紙」などに設定することも忘れずに行いましょう。紙と設定の両方からアプローチすることで、仕上がりは格段に向上します。

両面印刷をよく使うなら

紙の消費を抑えるために、両面印刷はもはや常識。しかし、いざ両面印刷してみたら、裏の文字が透けて読みにくい…なんて経験はありませんか?これを防ぐためにチェックすべきは、「不透明度」と「坪量」です。

  • 不透明度:最優先で確認したいスペックです。「不透明度90%以上」が一つの目安になります。この数値が高いほど、裏写りは気にならなくなります。パッケージに「両面印刷におすすめ」といった記載があるものを選ぶのも手です。
  • 坪量:不透明度と連動しますが、坪量が高いほど裏写りしにくくなります。日常的な両面印刷であれば、68g/m²以上のものを選ぶと安心感があります。コストとのバランスを見ながら、最低でもこのラインを意識すると良いでしょう。
  • インクジェットプリンターの場合:インクの乾きやすさもポイントです。先に印刷した面がしっかり乾かないうちに裏面を印刷すると、インクが擦れて汚れてしまうことがあります。速乾性を謳った紙を選ぶか、印刷設定で乾燥時間を長めに取るなどの工夫も有効です。

エコのために始めた両面印刷で、資料が読みにくくなってしまっては本末転倒。少しだけ紙のスペックに気を配るだけで、快適な両面印刷が実現できます。

長期保存したい重要な書類には

契約書、研究データ、戸籍謄本や住民票の写しなど、何年、何十年と保存しておきたい大切な書類。こうした書類に使う紙で最も重要なのは、「中性紙」であることです。

昔の紙は、製造工程でインクのにじみを防ぐために薬品が使われており、酸性になっているものが多くありました(酸性紙)。この酸性紙は、時間とともに空気中の湿気などと反応して自ら劣化し、黄ばんだり、ボロボロになったりしてしまいます。古い本が茶色く変色しているのは、このためです。

それに対して「中性紙」は、劣化の原因となる酸性物質を含まないように作られた紙です。そのため、酸性紙に比べて格段に保存性が高く、長期間にわたって良好な状態を保つことができます。現在市販されているコピー用紙の多くは中性紙ですが、特に重要な書類を印刷する際には、パッケージに「中性紙」や「長期保存対応」といった表記があることを確認すると、より安心です。

  • 種類:必ず「中性紙」を選びます。
  • 坪量:物理的な強度も重要なので、少し厚手の坪量が高い紙の方が、破れにくく、より長期保存に向いています。

大切な思い出や記録を未来に残すためにも、紙の「寿命」を意識した選択を心がけたいですね。

あなたのプリンターに合うのはどれ?プリンターと用紙の相性学

せっかく良い紙を選んでも、お使いのプリンターとの相性が悪いと、その性能を十分に発揮できないことがあります。ここでは、プリンターの種類別に、コピー用紙との相性について解説します。

レーザープリンターの場合

レーザープリンターは、静電気を利用して「トナー」と呼ばれる粉を紙に付着させ、最後に高熱のローラーで圧力をかけて定着させる、という仕組みで印刷します。この「熱」と「圧力」が、用紙選びのポイントになります。

  • カール(反り)への耐性:高熱のローラーを通るため、紙に含まれる水分が蒸発し、紙が反り返ってしまう「カール」という現象が起きやすいです。特に湿度の高い季節は顕著になります。坪量が高く、コシのある紙は比較的カールしにくい傾向があります。また、開封後の紙を長時間放置しないなど、保管方法も重要です。
  • 平滑度:表面が滑らかな紙は、トナーが均一に乗りやすく、ムラのない美しい仕上がりになります。特に細かい文字やベタ塗りの多い図を印刷する際に差が出ます。
  • 紙厚:厚すぎる紙は、定着ローラーをうまく通過できなかったり、熱が均一に伝わらずトナーが剥がれやすくなったりすることがあります。プリンターの取扱説明書で対応している坪量や紙厚を確認しましょう。
  • 静電気:レーザープリンターは静電気を利用する仕組み上、紙同士が静電気でくっつきやすく、重送(複数枚を同時に給紙してしまうこと)の原因になることがあります。印刷前に紙をよくさばく(パラパラとめくる)ことで、ある程度防ぐことができます。

インクジェットプリンターの場合

インクジェットプリンターは、微細なノズルから液体インクを紙に直接噴射して印刷します。こちらは「液体インク」をどう受け止めるかが、用紙選びのポイントです。

  • インクの吸収性と速乾性:インクが適度に、そして素早く吸収されることが重要です。吸収が遅いと、印刷された部分が乾く前に擦れて汚れてしまったり、次の紙にインクが付いてしまったりします。逆に吸収しすぎると、インクが必要以上に広がり、「にじみ」の原因になります。インクジェットプリンターでの印刷を考慮して作られたコピー用紙は、このあたりのバランスがうまく調整されています。
  • にじみにくさ:文字の輪郭や線のシャープさに直結します。にじみやすい紙だと、全体的にぼやけた印象になってしまいます。表面に特殊なコーティングが施されているわけではありませんが、PPC用紙は一般的な紙よりはにじみにくい工夫がされています。
  • 白色度と発色:インクの色を美しく見せるためには、ベースとなる紙の色が重要です。高白色の紙は、インク本来の色を鮮やかに再現してくれます。
  • 裏写り:インクを多く使うカラー印刷や写真印刷では、インクが紙の裏まで染み込んでしまう「裏写り」が起きやすいです。両面印刷をする場合はもちろん、片面印刷でも、不透明度や坪量が高い紙を選ぶと安心です。

複合機(コピー機)の場合

オフィスに置かれている大型の複合機は、基本的にはレーザープリンターと同じ仕組みですが、家庭用プリンターに比べて印刷スピードが速く、一度に大量の印刷を行うことが想定されています。

  • 給紙性能(紙のさばけやすさ):最も重要なのは、紙詰まり(ジャム)を起こしにくいことです。高速で連続給紙されるため、紙のコシ(硬さ)、滑らかさ、裁断精度などが低いと、詰まりや重送の原因になります。オフィス向けのコピー用紙は、このあたりの安定性が重視されています。
  • 紙粉の少なさ:大量に印刷すると、紙の断面から出る「紙粉」も多くなります。この紙粉が機内に蓄積すると、ローラーの劣化やセンサーの誤作動など、故障の原因になり得ます。品質管理がしっかりしたメーカーの紙は、この紙粉が少なくなるように作られています。

複合機で大量印刷する場合は、安さだけを追求するのではなく、機械を長持ちさせるという意味でも、ある程度信頼できる品質の紙を選ぶことが、結果的にコスト削減につながることもあります。

地球にもやさしく。環境配慮型のコピー用紙を知ろう

毎日たくさんの紙を消費するからこそ、少しでも環境に良い選択をしたい。そう考える方も増えているのではないでしょうか。ここでは、環境に配慮して作られたコピー用紙の種類についてご紹介します。

再生紙ってどんな紙?

最も身近な環境配慮型の紙が「再生紙」です。一度使われた新聞紙や雑誌、段ボール、オフィスの古紙などを回収し、インクを抜くなどの処理をして、再び紙の原料(古紙パルプ)として蘇らせたものです。

パッケージには「古紙パルプ配合率〇%」というように、どれくらいの割合で古紙が使われているかが表示されています。この数値が高いほど、環境への貢献度は高いと言えます。

  • 再生紙のメリット:なんといっても、森林資源の消費を抑えられることです。また、ゴミとして処分されるはずだった古紙を再利用することで、ゴミの削減にもつながります。
  • 再生紙のデメリット(というより特徴):昔は「再生紙は白さが劣る」「紙粉が多くてプリンターに悪い」といったイメージがありましたが、最近の技術進歩は目覚ましく、白色度も高く、品質も安定した再生紙が数多く作られています。ただ、新品の木材パルプだけで作られたバージンパルプ紙に比べると、若干風合いが劣る場合があるのは事実です。

グリーン購入法(国などが環境に配慮した製品を優先的に購入することを定めた法律)でも、コピー用紙は古紙パルプ配合率70%以上のものが基準の一つとなっています。環境貢献の第一歩として、再生紙を選んでみるのはいかがでしょうか。

FSC認証紙やPEFC認証紙って何?

再生紙とは別の切り口で環境に配慮した紙に、「森林認証紙」があります。これは、古紙を使うのではなく、「適切に管理された森林」から産出された木材パルプを使って作られた紙であることを証明するものです。

違法な伐採や、生態系を破壊するような方法で伐採された木材は一切使わず、地域の社会や経済にも配慮した、持続可能な森林管理を応援する仕組みです。代表的な認証制度として、以下の二つがあります。

  • FSC®認証(森林管理協議会):国際的な非営利団体であるFSC(Forest Stewardship Council®)が運営する制度。世界的に最も広く知られている森林認証です。FSCのロゴマークが付いた製品を選ぶことは、世界の森林保全を間接的に支援することにつながります。
  • PEFC認証(森林認証プログラム):各国の森林認証制度を相互に承認する、国際的な統括組織です。こちらも、持続可能な森林管理を推進することを目的としています。日本では、日本の森林認証制度「SGEC」がPEFCに加盟しています。

これらの認証紙は、バージンパルプを使いながらも、その原料の出所が「環境・社会・経済の基準を満たした森林」であることを保証してくれます。再生紙の風合いが少し苦手だけど、環境には配慮したい、という方におすすめの選択肢です。

非木材紙という選択肢

紙の原料は木だけではありません。木材以外の植物繊維から作られる紙を「非木材紙」と呼びます。森林資源の保護という観点から注目されています。

  • ケナフ:アオイ科の植物。成長が非常に早く、二酸化炭素の吸収能力も高いとされています。ケナフから作られた紙は、少し黄色みがかった素朴な風合いが特徴です。
  • :こちらも成長が早い植物。日本では放置された竹林が問題になることもあり、その有効活用としても期待されています。
  • バガス:サトウキビから砂糖を搾ったあとのカス。本来は廃棄される部分を原料として利用する、究極のリサイクルとも言えます。

これらの非木材紙は、まだ一般的なコピー用紙としては流通量が少ないですが、独特の風合いを持つため、名刺や案内状などで個性的な印象を与えたい場合に面白い選択肢となるでしょう。

ECFパルプとTCFパルプ

少し専門的になりますが、紙を白くする「漂白」の工程でも、環境への配慮が進んでいます。木材パルプはもともと茶色っぽいため、白い紙を作るには漂白が必要です。

かつては、漂白に「塩素ガス」が使われており、これがダイオキシンなどの有害な有機塩素化合物を発生させる原因となっていました。現在では、この塩素ガスを使わない漂白方法が主流になっています。

  • ECF(Elemental Chlorine Free)パルプ:日本語では「無塩素漂白パルプ」。塩素ガスは使いませんが、二酸化塩素などの塩素化合物は使用します。現在、世界で生産される漂白化学パルプのほとんどがECFです。
  • TCF(Totally Chlorine Free)パルプ:日本語では「完全無塩素漂白パルプ」。塩素ガスも、その他の塩素化合物も一切使わず、オゾンや過酸化水素などを使って漂白します。環境への負荷が最も少ない方法とされています。

パッケージに「ECF」や「TCF」と書かれていたら、それは漂白方法において環境に配慮している証です。こうした小さな表示にも、メーカーの姿勢が表れているのですね。

困った!を解決。コピー用紙のトラブルシューティング

毎日使うものだからこそ、トラブルはつきもの。「また紙が詰まった!」「なんだか印刷がかすれる…」。そんな「困った!」を解決するためのヒントをまとめました。プリンターの故障を疑う前に、一度用紙の扱い方を見直してみましょう。

紙詰まり(ジャム)が頻繁に起こる

プリンタートラブルの王様、紙詰まり。急いでいる時に限って起こると、本当にイライラしますよね。もちろんプリンター内部のローラーの摩耗なども原因になりますが、紙の扱い方が原因であることも非常に多いです。

考えられる原因と対策は以下の通りです。

  • 原因:湿気

    紙は湿気を吸うと、ふにゃふにゃになってコシがなくなったり、波打ったりします。こうなると、プリンター内部で正常に搬送されず、詰まりやすくなります。特に梅雨の時期は要注意です。

    対策:開封したコピー用紙は、包装紙に包み直すか、専用のキャビネットやケースに入れて保管しましょう。プリンターの給紙トレイに入れっぱなしにするのもNGです。必要な分だけセットするように心がけましょう。

  • 原因:静電気

    乾燥した冬場に多いのが静電気。紙同士がくっついてしまい、複数枚が同時に給紙され(重送)、中で詰まってしまいます。

    対策:印刷する前に、セットする紙の束を手に持ち、パラパラと空気を送り込むようにさばきましょう。これだけで静電気が除去され、紙がはがれやすくなります。

  • 原因:紙の反り(カール)

    レーザープリンターの熱や湿気によって、紙が反ってしまうことがあります。反ったまま給紙すると、内部のセンサーや部品に引っかかりやすくなります。

    対策:反っている場合は、一度取り出して、反りを直すように逆側に軽くしならせてからセットし直します。また、保管時に上に重いものを乗せるなどして、平らな状態を保つことも大切です。

  • 原因:セット方法

    給紙トレイにセットできる枚数の上限を超えて詰め込みすぎたり、用紙ガイドが紙のサイズにぴったり合っていなかったりすると、斜めに給紙されて詰まりの原因になります。

    対策:紙は詰め込みすぎず、8分目程度に。用紙ガイドは、紙の側面に軽く触れるくらいに、隙間なく、しかし締め付けすぎないように調整しましょう。

印刷がかすれる、ムラになる

きれいに印刷したつもりが、線がかすれていたり、特定の色がまだらに印刷されたり…。この場合、第一に疑うべきはプリンターのインクやトナーの残量不足、あるいはヘッドの目詰まりです。プリンターの機能でノズルチェックやヘッドクリーニングを行いましょう。

それでも改善しない場合、紙との相性が原因かもしれません。

  • 原因:用紙設定のミスマッチ

    プリンタードライバーの用紙設定が、実際にセットしている紙の種類と合っていない場合があります。例えば、「普通紙」をセットしているのに「写真用紙」の設定になっていると、インクの噴射量が最適化されず、綺麗に印刷できません。

    対策:印刷時に必ずプロパティ画面を開き、用紙の種類やサイズが正しく設定されているか確認しましょう。

  • 原因:紙の表面状態

    レーザープリンターの場合、湿気を含んだ紙を使うと、トナーがうまく定着せずにムラが出ることがあります。インクジェットプリンターの場合は、表面の平滑性が低い紙だとインクが均一に吸収されず、かすれやにじみの原因になることがあります。

    対策:まずは新しい、状態の良い紙に変えて試してみましょう。それで改善するなら、紙の保管状況や種類の見直しを検討します。

紙が反ってしまう(カール)

印刷し終わった紙が、くるんと丸まってしまって扱いにくい。これもよくある悩みです。特にレーザープリンターや、両面印刷をした場合に起こりやすいです。

  • 原因:湿気と熱

    主な原因は、紙が元々含んでいる水分と、印刷時の熱のバランスです。紙が湿気ていると、レーザープリンターの高熱で水分が急激に蒸発し、大きなカールにつながります。また、印刷濃度が高い(トナーやインクを多く使う)ほど、熱や水分の影響が大きくなり、カールしやすくなります。

    対策:まずは湿気対策。紙を正しく保管することが第一です。プリンターの設定で、「カール軽減モード」や「薄紙モード」などがあれば、それを利用するのも手です。定着温度を少し下げることで、カールを抑える効果が期待できます。

2枚以上重なって給紙される(重送)

1枚だけ印刷したいのに、なぜか2~3枚まとめて引きずり込んでしまう…。これも静電気や紙の状態が原因であることが多いです。

  • 原因:静電気と紙の裁断面

    乾燥した環境での静電気は、重送の最大の原因です。また、品質の低い紙だと、裁断面が荒く、紙同士が引っかかって剥がれにくくなっていることもあります。

    対策:紙をセットする前に、とにかくよくさばくこと。紙の束の四方を持ち、パラパラと念入りにめくって空気を入れます。机の角などでトントンと揃えるのも有効です。それでも改善しない場合は、給紙ローラーが汚れていたり、摩耗している可能性も考えられます。

品質を長持ちさせる!コピー用紙の保管術とウラ話

せっかく買ったコピー用紙も、保管方法が悪いと品質が落ちてしまいます。ここでは、紙の性能を最大限に引き出すための正しい保管方法と、知っているとちょっと自慢できるかもしれない豆知識をご紹介します。

これで完璧!コピー用紙の正しい保管方法

紙にとって最大の敵は「湿気」と「乾燥」、そして「光」です。これらから守ってあげることが、品質を保つ秘訣です。

  • 水平に保管する:コピー用紙は、必ず平らな場所に水平に寝かせて保管してください。立てて保管すると、自重で紙にクセがつき、反りや歪みの原因になります。
  • 開封後も包装紙は捨てない:コピー用紙を包んでいる包装紙は、ただの包み紙ではありません。湿気や乾燥から紙を守るための防湿加工が施されています。使いかけのコピー用紙は、この包装紙で再び包んで保管するのがベストです。包装紙を捨ててしまった場合は、専用の保管ケースや、蓋つきの箱などに入れましょう。
  • 直射日光と高温多湿を避ける:窓際など直射日光が当たる場所はNGです。紙が乾燥しすぎて静電気が起きやすくなったり、紫外線で変色したりします。また、倉庫や押し入れの奥など、湿気がこもりやすい場所も避けましょう。
  • プリンターに入れっぱなしにしない:便利なのでついやってしまいがちですが、給紙トレイに長期間紙を入れっぱなしにするのはやめましょう。空気に触れ続けることで湿気を吸ったり乾燥したりして、トラブルの原因になります。使う分だけ、その都度セットするのが理想です。

意外と知らない?コピー用紙の豆知識

普段何気なく使っているコピー用紙に隠された、小さな秘密や面白い話をご紹介します。

コピー用紙の「表」と「裏」

「え、コピー用紙に表裏なんてあるの?」と驚かれるかもしれませんが、実はあるんです。厳密には、製造工程上、わずかな違いが生まれます。

紙を製造する際、網の上で水分を落としていくのですが、その網に接していた面を「裏(ワイヤー面)」、上側だった面を「表(フェルト面)」と呼びます。一般的に、「表」の方が平滑で印刷に適しているとされています。

見分け方は、包装紙にヒントがあります。コピー用紙500枚の束を包装紙から取り出すとき、通常は上になっている面が「表」です。包装紙のテープを剥がして開ける側が、印刷を推奨する面というわけです。手触りで見分けるのは至難の業ですが、意識してみると面白いかもしれません。ただし、最近のコピー用紙は両面とも高品質になっているため、どちらの面に印刷しても大きな差は出ないことがほとんどです。

500枚入りの理由

なぜコピー用紙は1束500枚入りが一般的なのでしょうか?これには、紙の取引で使われる「連(れん)」という単位が関係しています。1連とは、規定の大きさの紙1,000枚のことを指します。A判のコピー用紙の場合、A1サイズ(A4の8倍の大きさ)の紙1,000枚が基準となります。

このA1サイズの紙1枚からは、A4用紙が8枚取れます。つまり、A1サイズ1,000枚からは、A4用紙が8,000枚取れる計算です。これを分かりやすく扱うために、キリの良い500枚という単位で包装されるようになった、という説があります。また、500枚の束は重さが約2kgで、女性でも持ち運びしやすい重さであることも理由の一つと言われています。

コピー用紙でできる簡単な工作やメモ活用術

印刷に失敗した裏紙、どうしていますか?ただのメモ用紙にするだけではもったいない!コピー用紙は、適度な厚みとコシがあるので、ちょっとした工作にもぴったりです。

  • オリジナルメモ帳:裏紙を30~50枚ほど重ねて、上部をクリップやホチキスで留めるだけで、立派なメモ帳になります。表紙に好きな絵を描いたり、マスキングテープで飾ったりすれば、愛着も湧きます。
  • 簡易ブックカバー:文庫本や単行本に、A4やB5の用紙をかければ、即席のブックカバーに。読む本を隠したい時や、カバンの中で本が汚れるのを防ぎたい時に便利です。
  • 簡単な折り紙:鶴や手裏剣など、簡単な折り紙ならコピー用紙でも十分楽しめます。お子さんと一緒に遊ぶのも良いですね。
  • ポチ袋作り:お年玉やちょっとした心付けを渡すときに便利なポチ袋も、テンプレートを使えばA4用紙から簡単に作れます。

捨てる前に、もう一度活躍の場を与えてあげる。そんな視点を持つと、コピー用紙との付き合い方がもっと楽しくなりますよ。

まとめ:あなたにぴったりのコピー用紙を見つけるために

お疲れ様でした!コピー用紙の基礎知識から、目的別の選び方、トラブルシューティング、そして豆知識まで、非常に長い旅路でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。

この記事で一貫してお伝えしたかったのは、「最高のコピー用紙」というものは存在しない、ということです。存在するは、「あなたの目的や用途にとって、最適なコピー用紙」です。

もう一度、大切なポイントを振り返ってみましょう。

  1. スペックを理解する:「坪量(厚み)」「白色度(白さ)」「不透明度(裏写り)」といった基本的な言葉の意味を知るだけで、紙の性格が見えてきます。
  2. 目的を明確にする:あなたがその紙を「何のために」使うのかを考えましょう。社内用のメモなのか、お客様への提案書なのか、それともお子さんの写真印刷なのか。目的が決まれば、重視すべきスペックも自ずと決まります。
  3. プリンターとの相性を考える:お使いのプリンターがレーザーなのか、インクジェットなのかによっても、紙との相性は変わります。熱に強い紙、インクがにじみにくい紙など、プリンターの特性に合わせた選択がトラブルを防ぎます。
  4. 環境への配慮も選択肢に:再生紙や森林認証紙を選ぶという選択は、私たちの未来の環境につながる、小さくても確かな一歩です。

これからは、コピー用紙を選ぶ際に、ただ値段やブランド名だけで判断するのではなく、パッケージに書かれたスペックをじっくりと眺めてみてください。「なるほど、この紙は厚手で真っ白だから、プレゼン資料に良さそうだな」「これは再生紙で目に優しい色合いだから、たくさん読む資料に使おう」というように、あなた自身の基準で、自信を持って紙を選べるようになっているはずです。

たかが一枚の紙ですが、その向こう側には、森林を育む人、紙を作る人、そしてそれを使って何かを伝えようとするあなたの想いが乗っています。この記事が、あなたのコピー用紙選びの羅針盤となり、より快適で、より豊かな印刷ライフを送るための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。

この記事を書いた人
にゃんこCPU

パソコンとガジェットをこよなく愛する、自称“性能厨”です。
10代からPCに触れはじめ、気がつけば組み立てやカスタマイズが日課に。
スペックやコスパを見極めるのが得意。
「難しいことは簡単に、でも大事なことはしっかり伝える」をモットーに、初心者にもわかりやすい解説を心がけています。

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